マイクロブランドとは

時計のマイクロブランドというのは英語版Wikipediaによれば、

・2000 年代初頭から中期に出始めた
・インターネットを使ったB to Cのダイレクトアプローチ

を中心とした小規模ブランドで、ニッチなコミュニティや愛好家の間で認識されているものを指すそうです。今までの時計の世界は「ブティック」「時計店」というのが一般的な販売手法であり、日本でいえば百貨店やヨドバシカメラのような量販店で購入するというのが通常のルートでした。マイクロブランドは主にそういった流通経路を省略し、少量生産したものを直販するのが一般的となります。

上記の定義ですと

・代理店があったり時計店で扱うブランドは全て該当しない?
・1本数千~数万ドルの時計を限定数売るような独立時計師は?
・新興ブランドだけど日本でしっかりプロモーションしているようなブランドは?

などいろいろ疑問も出てきますし、人によってイメージするものは異なってくるのかなと思います。HMSやクロノセオリーで取り扱われているブランドやノルケインなどの新興ブランドは結構微妙なラインかなと思っています。


私の中でのマイクロブランドとは

・インターネットでメーカーから直接購入可能
・価格は2000ドル/ユーロくらいまでが目安
・一定のポリシーがあり独自のデザイン性のあるもの
・メンテナンス容易な汎用ムーブを採用
・2000年以降の新興ブランド

といったイメージでしたので、それらを中心に自分の備忘録としてまとめた情報を公開しています。なお復刻ブランドでも上記を満たす形でリバイバルしたものは含まれています。一部ボーダーラインのもの(FORMEXとかYEMAとか)も入っていますが・・・。

価格で切っているのは深い意味はないのですが、MING・クロノトウキョウ・OPHIONあたりのブランドは情報量もそれなりにありますし、そのあたりが欲しい方はこんな辺境ブログ以外で情報収集していると思うので敢えて取り扱っていません。また現時点では日系マイクロブランドも同様の理由で扱っていません。

なお露骨なオマージュウォッチ(BAPEXとかRELAX)とかは好みではないので入れていません。加えてミリタリー・フィールドウォッチ系もあまり詳しくないのでそれらの専業ブランドのカバー率は低めです。

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